具体的教育法 小1~小3(6歳~9歳)
小1~小3の学校教科書は、学習内容にとても余裕がある者になっています。しかも、教科書通りに勉強すれば、各項目を反復学習できるようなつくりになっています。
だから、家庭で特に学習内容をフォローしなくても、十分に内容を理解できるものとなっています。
なぜこのようなつくりになっているのでしょうか?
それは、この時期に家庭ですべきことが、内容理解のフォローではなく、正しい家庭学習の習慣付けだからです。
内容を少なく、負担を軽くすることで、正しい家庭学習の習慣付けをしやすくしているのですね。
つまり、この時期は先取り学習などではなく、高学年でも通じる正しい家庭学習の習慣付け(深い学習を習慣付ける)をする期間なのです。
この時期に正しい家庭学習の習慣付けができなければ、高学年で学力がつきにくくなりますから、とても重要な時期といえます。
学習習慣付に失敗し、小学校高学年で実力テストなどもない場合、中学生になって初めて学力が下がっていることに気づくことになりますから、注意が必要です。
「芽生え」に当たるこの時期は、親の愛情をたっぷりと受けながら、学習習慣、社会のマナー、ありがとうの心などを身につけていく時期です。