SOLメソッドとは 学力アップの3つのポイント

SOLメソッドとは

私は、全国の様々な塾を見て回り、子どもの成績を確実に上げている塾の特徴を調べてみました。
すると面白いことに、子供の成績が上がっている塾にも、子どもが自ら進んで学習に取り組んでいる塾と、やらされている塾があることがわかったんです。
成績が上がっていて、生徒が自主的に学習に取り組む塾の塾長から様々な話を聞き、成績が上がる子に共通する「やり方」を教えてもらいましたが、それは私が教えている生徒にもぴったり当てはまるものでした。
そのような経験を通して、目標にもっとも効率良くたどり着く方法を1つの体系にまとめたものが、SOLメソッドです。

やる気×質×量=成績アップ モチベーション×やるもの×反復=学力アップ

成績アップの方程式は

やる気×質×量=成績アップ

です。

やる気1×質1×量1だと結果は1ですが、それぞれが2倍になると、2×2×2=8倍になります。

学力アップの3つのポイント、やる気、やり方、反復

やる気に関して

いくらいいものを勉強しても、やる気が0なら結果は0になってしまいます。
いくら勉強しても、やる気がなければ成績は上がりません。
多くの塾はお子さんに無理やりやらせますが、子どもたちは無意識の中で拒否しています。
お子さんのやる気を無視したアプローチは、多くの場合良い結果を生むことはありません。

やる気を意識したアプローチは大切ですが、難しいものです。
やる気は紙風船。いったんあげてもまた落ちてくる。
繰り返し上げ続けるアプローチが大切です。
やる気を上げるためのコミュニケーションを研究することも大切ですね。

やる気が出てきた子は、勉強に関しても「やってて楽しい」と言い始めます。
では、やる気をどのように出させてあげればよいかというと、やったことに対して、短い時間で結果が出るようにしてあげると、やる気は出やすいものです。
お子さんの様子を見抜き、その子がもっとも早く結果を出せる可能性があることをさせてあげる。
そうするとやる気は出ます。

まずは目標設定

まずは目標設定です。目標設定は積み上げ型ではなく、結果から逆算します。

人生の目的(将来なりたいこと)

中期目標(受験など)

今日の目標(受験までにすべき学習と受験までの期間によって、1日の学習内容が決まる)

といった手順で、今日すべきことを決めます。
あまりたくさんのものを併用せず、1冊の問題集を完成させるといった決め方がよいでしょう。
問題集の目次などを利用して、いつまでに、どこまで進むかを細かく書き込んでおきます。
そして、自分がやったところにチェックを入れ、自分が今目標までの道のりのうち、どこにいるのかを把握するようにします。

そして学習のしかたの基本は、1ページ毎に丸付けをすることです。
そして、☓だった問題にこだわる(テキストにチェック)こともポイントです。
こうやって間違った問題にチェックを入れておくことで、自分オリジナルの弱点チェックテキストという財産が出来上がります。そして、解説を読み、理解できなかった問題を質問して理解し、理解できたらもう一回解く、というのが「できる子の勉強法」です。

こうやって解き進めると、時間を有効に使うことができ、理解できなかったところだけを先生に質問するという効率のよい学習ができるのです。2回目に解いてもできなかった問題は、もう一回チェックを入れておくのです。
このようにしておくと、再度演習するときにダブルチェックの問題のみ、トリプルチェックの問題のみ、といった選択ができますので、効率よく復習ができるわけです。